今回は、マスク着用での熱中症リスクの上昇の理由と対策について書いていきたいと思います。
では早速ですが、マスクで熱中症のリスクが上がる理由は大きく分けて2つです。
●顔から首表面が覆われることで体温が上がりやすくなる。
●口元に湿気が溜まり喉の渇きが感じにくくなる。
気温30度の日に、マスクを10数分つけていると、顔表面の温度が30℃から37℃に上昇してしまうそうです。(汗)
だからと言って、マスクをしない訳にもいかないですよね。ではどうすれば良いのか・・・
~熱中症リスクを下げる3つの対策~
1.体を冷やす工夫を取り入れる。⇒ドラッグストアなどに売っている熱中症対策グッズはもちろん良いですが、タオルを濡らし首周りなどにつけるのはいつでもどこでも簡単に出来ておすすめです。たったそれだけでもかなり変わります。また、ときどきマスクを外して熱の放散を促すようにしましょう。
2.水分と一緒に塩分を適度に摂る。⇒暑くて汗をかくと水分と一緒に塩分も失ってしまいます。体から水分、塩分が失われると、汗をかきにくくなり、熱がこもりやすくなります。そこから、さらなる脱水につながり熱中症になりやすくなってしまうのです。最近では塩分が入った飲み物やお菓子が売っているので、簡単に塩分を摂取することが出来ると思います。
3.夏野菜や果物を意識して食べる。⇒塩分の摂り過ぎが不安なときは夏野菜と果物を摂りましょう。体の中にカリウムがあると、余分なナトリウムを外に出しやすくしてくれます。カリウムを多く含んでいるのは、果物ならバナナやキウイ、グレープフルーツなど。夏野菜のトマトやキュウリなんかも豊富です。
◆果物と夏野菜のカリウム量 (100g中)◆
バナナ 約360mg
キウイ 約290mg
グレープフルーツ 約140mg
トマト 約210mg
キュウリ 約200mg
また、キュウリの漬物、塩トマトなどもカリウムとナトリウムのバランスを適正に保ちやすくなります。
新型コロナウイルス感染予防にも、エチケットとしても今マスク着用は大切です。きちんと予防・対策をとり安全にマスクを着用し、大変なこの時期をみんなで乗り越えていきましょう!