運動前の準備運動で、ストレッチをする光景をよく目にします。
この運動前のストレッチですが、やらない方がいいストレッチがあるのご存知ですか?
ストレッチには大きくわけて2種類存在します。
【動的ストレッチ】と【静的ストレッチ】です。
動的ストレッチとは、準備運動で見かけるような膝の屈伸や伸脚、ラジオ体操みたいな身体を動かしながら行う運動を想像してもらえると分かりやすいと思います。
静的ストレッチとは、前屈などで筋肉を伸ばしたところで静止してじわーっと伸ばすストレッチのことです。
このストレッチはそれぞれ目的があって使い分けをされます。
今回テーマの運動前のストレッチに関しては、動的ストレッチはOKですが、静的ストレッチはNGです。
なぜかというと、動的ストレッチは、筋肉の温度を高めて関節を動かしやすくする働きがあるので、準備運動にはバッチリな種目です。
逆に静的ストレッチは筋肉を伸ばすこと(柔軟性の向上)が目的なので、これをスポーツの前などに行ってしまうと、筋肉に力が入れにくいということが起きてしまいます。
運動後の整理体操には、疲労回復や柔軟性の向上に繋がるので静的ストレッチをやった方がいいのですが、準備運動では取り入れるのを控えた方がいい種目になります。
同じストレッチでも場面や目的によって使いわけが必要なので、普段運動している方は少し意識して行ってみてくださいね!