年末年始を楽しみながら、新年を軽快にスタートさせる食生活のポイント!(2020年12月21日 14時32分) ボディケアYAT's

こんにちは!
矢村管理栄養士のコラムです!
ご一読して頂き、ご参考にしてください!


今年もあとわずか。今年は生活スタイルや働き方が大きく変わった方もいらっしゃると思います。そして年末年始の過ごし方も、去年とは変わってくるのではないでしょうか。
近所やご自宅で過ごす方も多くなると思いますので、自宅での過ごし方を中心に、新年を軽快にスタートするためのポイントをお伝えします。

●楽しみながらも食べ過ぎない工夫を
クリスマス、年越し、お正月とイベント食が続きます。食事を通して四季を感じ、家族や友人、お世話になった人と食卓を楽しむことは、豊かな人生に欠かせません。「食」や「今の生活」に感謝をしつつも、健康であるために意識しておきたいことがあります。

・年越しそば、雑煮

そばに限らず麺類は炭水化物中心になりやすく、あまり噛まずに食べられるため早食いにもつながります。そうすると血糖値が急上昇するため体重増加や食後の眠気やだるさにつながります。
「ざるそば」「かけそば」といった麺単品ではなく、山菜、大根おろし、薬味などの野菜、キノコ、海藻を入れることで早食いの防止になります。そこにたんぱく質となる卵を落とすだけで栄養のバランスも取れますよ。
天ぷらをのせるのであれば、鶏や海老、イカといったものがお勧めです。かき揚げは衣の表面積が多く、その分油を吸収します。「野菜を摂ろう」という意識から野菜のかき揚げを選ぶと、意外と高カロリーになるので覚えておきましょう。

お餅も同様に、単品で食べるのではなく雑煮は具沢山にします。ご飯の代わりとし、1回に2個までが目安となります。

・おせち

家族の健康や豊作を祈願し、新年に縁起を担ぐという意味の他に、お正月の三が日に台所に立つ回数を減らすために作られた伝統料理です。保存性を高めるため、砂糖や塩をしっかり使って味を濃くしているので食べ過ぎには注意が必要です。

[糖質が多い]黒豆、栗きんとん、伊達巻、紅白なます、煮物
[塩分が多い]数の子、かまぼこ

しかしながら、祈願と縁起の意味を持つ日本の伝統料理、ぜひ楽しんでいただきたいと思います。
楽しみながら食べ過ぎを防ぐには、「食べる分だけ取り分ける」のがお勧めです。
これはおせちに限らず、イベント食や旅行先のビュッフェなどでも同じです。おかずを乗せるいつものお皿に乗る分だけ取り分けてみましょう。それ以上食べてはいけないということではなく、「いつもより多く食べている」と認識することが大切です。自覚していれば後から調整することも可能となります。いつの間にか体重が増えていた、ということもなくなるはずです。

最近ではお気に入りのお店や、老舗の料亭の味も通販で手軽に楽しめるようになり、購入する家庭も多いと思います。それも一つの楽しみですが、1品でも良いのでご自宅で作ってみる事をお勧めします。どれだけの砂糖や塩が使われているか体感できると食べ方も変わってきますし、自分好みの味付けにすることもできます。新年、最初に食べる料理を自分で作るというのも新しい年の始まりにとても気持ちの良いことではないでしょうか。



●メリハリをつける

週末に食べ過ぎてしまう人も、平日という日常に戻れば自然といつもの食生活に戻ることができますが、年末年始は生活習慣を元に戻す前に次のイベントごとや連休に突入し、そのまま食べ過ぎが続き、さらに動く量も減り・・・という方が多いように思います。
まずは、イベント食を楽しむ時をしっかりと把握しましょう。食事時間や起床時間をなるべくずらさない事も大切です。朝起きるのが遅くなると食事時間がずれ込んで夜遅くなってしまい、寝るのが遅くなり、朝起きられないという悪循環になります。
朝ごはんが遅くなってしまうのであればお昼の時間にお腹が空くよう軽めにする、といった調整をしましょう。
楽しむ時は楽しんで、気を引き締めるところはしっかりと意識できると、お正月明けも身軽な体でスタートできるはずです。
動く量が少なくなる方が多いので、散歩に出かける予定も組むと良いでしょう。自宅でできるストレッチや簡単な筋トレについては、専門スタッフまでお気軽に!

年末年始を楽しく過ごすために、今から始められる運動や、イベント事の確認、食事の取り方をぜひイメージしてみてくださいね。