白澤卓二(国際予防医学協会理事長)メルマガより
甘い香りが魅力のココナッツオイル。
エネルギーとしても吸収効率に優れ、
余計な脂肪になりにくいヘルシーな油として
注目を集めています。
このココナッツオイルが、
認知症の改善にも注目を集めています。
脳の主要なエネルギー源はブドウ糖なのですが、
近年の研究で、認知症になると脳がブドウ糖を
うまく使えなくなることが分かっています。
認知症によって
記憶力や判断力が低下する理由の一つは、
脳が燃料不足になるためなのです。
これを解消するカギとなるのが、
ココナッツオイルに豊富に含まれる
中鎖脂肪酸です。
中鎖脂肪酸は
肝臓でケトン体と呼ばれる物質に分解されます。
実は、脳はブドウ糖だけでなく、
このケトン体もエネルギー源として利用できるのです。
つまり、
認知症の影響で
脳がブドウ糖を使えなくなったとしても、
ココナッツオイルからケトン体を生成すれば
脳のエネルギー不足が解消され、
認知機能を改善できるというわけです。
ココナッツオイルの
摂取量の目安は、1日大さじ2杯です。
料理や飲み物に加えてみましょう。
ココナッツオイルを摂取する
時間帯は、朝がおすすめ。
就寝中に
体内の糖質が消費されるため、
朝は糖質が枯渇状態です。
その状態でココナッツオイルを摂れば、
ブドウ糖の代わりとしてケトン体がスムーズに合成され、
脳に届きやすいのです。