ここ数年、美容に効果的ということで”腸活”という言葉をよく聞くようになりました。
有名な方で言えば、美腸プランナーとして活躍されている加治ひとみさんや、いくつになっても凛とした美しさを持つ、永作ひろみさんも積極的に腸活に取り組んでいるそうです。
”腸”が美容にとって重要なポイントをお伝えしていきます。
1:有害物質があなたの肌を襲う!?
腸内環境が悪化すると、腸の運動が鈍くなってしまい、便秘になりやすくなる。
便秘になってしまうと、腸の中にアンモニアや硫化水素といった有害物質が発生してしまいます。
そして、その有害物質は、腸から吸収されて血管を経由して全身を巡ります。
体は、有害物質を肌から皮脂や汗として排出しようとするため、有害物質が肌の角質や皮脂と結び付き、乾燥や肌荒れ、ニキビの原因になるとされています。
つまり、腸内環境が悪くなると、肌の状態を悪化させるのです。
逆に、腸内環境を良くして有害物質が発生しない腸を手に入れれば、ニキビや肌荒れは良くなっていきます。
2:”不腸”が”たるみ”の原因に...
腸内環境が悪化することで、血流が悪くなります。
血流をコントロールするのは自律神経ですが、自律神経と腸は切っても切れない密接な関係にあります。
腸内環境が悪化して便秘や下痢になってしまうと、そのストレスから交感神経が活発的になって、自律神経のバランスが乱れてしまうということが最近の研究でわかってきたそうです。
そして、自律神経が乱れてしまうと、血流が悪くなり、いわゆる「血行不良」状態に。
そうなると、肌にとって必要な酸素や栄養素が十分に行き渡らなくなります。
その結果、コラーゲンやエラスチンといった肌のハリを作る成分が作られなくなり、肌はハリを失い、たるんでしまうのです。
年齢とともに肌にハリがなくなってきたと感じる方は、実は腸内環境の悪化が原因かもしれません、、、
3:太りやすいのも腸のせい?
腸内環境悪化により発生した有害物質は肝臓を通り、心臓に運ばれて全身に行き渡ります。
肝臓は、有害な物質を毒性の低い物質に変えて、排出したり、脂肪の消化・吸収を助ける胆汁を作り出したり、さまざまな役割を持っています。
その肝臓が腸から送られてくる有害物質の処理で忙しくなってしまい、脂肪の消化を助ける胆汁を作る余裕がなくなるため体内に脂肪を蓄積してしまい、肥満に繋がってしまいます。
実際、痩せている人の腸内環境と太っている人の腸内環境を比べた実験では、太っている人の多くの腸内環境が悪いという結果だったそうです。
ダイエットのために食事も運動も気をつけているのになかなか痩せないという人は、まず腸内環境にアプローチしてみてはいかがでしょうか?
”腸”と”美容”は深い関係にあることがお分かりいただけたと思います。
他にも、腸内環境が肌や体型に影響を与える要因はいくつかあるのですが、それはまたの機会に。
みずみずしいハリのある美肌や思い通りの自分らしい体型を手に入れるためにも、ぜひ、腸内環境を整える食事や運動にチャレンジしてください。