寝たきりになってしまうと認知症は一気に進行するというのは有名な話です。
でも、座る時間が長い事も人体にとって有害です。
座り過ぎ研究の先端を行くオーストラリアの研究機関によると、1日に座っている時間が4時間未満の人に比べ、8~11時間の人の死亡リスクは15%増、11時間以上だと40%増になるという報告も。
この座り続けるリスクを時間に換算すると、1時間座り続けると22分寿命が短くなるという計算になります。
座り心地がよすぎて一度座ったら、立ち上げれないという意味で「人をダメにするソファ」みたいなキャッチコピーで売られてる商品とかがありますが、あれは、ただのキャッチコピーではなく、真面目に人をダメにするんです。
アメリカの研究チームが3200名を対象に行った実験では、座ってる時間の長さや集中力や記憶力の相関関係が調べられました。
座りがちだった被験者は、そうでない被験者に比べて集中力、記憶力、思考も遅くなり、うつや不安症にまでなりやすいとの事。
「座る」って、こんなにも恐ろしいんですね。
とりわけ、3時間以上座りっぱなしでいるとその傾向は強くなるんだとか。
完全に座りっぱなしでいる生活なら、気をつけた方がいいかもしれません。