医学の父、ヒポクラテスはこんな言葉を残しています。
あなたが不機嫌なら、散歩をしなさい。
それでも、不機嫌なら、もう1度散歩にでかけなさい。
ヒポクラテスは、紀元前に生まれたギリシャの医師ですが、この言葉は、現代科学でも裏付けされています。
やる気満々、エネルギッシュな状態と対局にあるのが、うつの状態です。
うつ病に対しては、実は薬よりも「運動」の方が強い改善効果があることが明らかになっています。
厳密に言うと、うつの症状を治す効果は薬と運動には同等の効果があり、再発率は運動の方が圧倒的に少ないので、より効果的な治療法と言われています。
アメリカの臨床心理学者のブルーメンソールという医師が156名のうつ病の患者を対象に行った実験があります。
あるグループには抗うつ薬を、あるグループには30分の運動をやってもらいました。
4ヶ月後の結果では、抗うつ薬のグループと運動のグループでは回復した人数が同数だったんです。
さらに半年後に、被験者を観察すると、抗うつ薬で回復したグループは3人に1人がうつを再発していたのですが、運動で回復したグループの再発は10人に1人もいなかったのです。
こういう点で、運動というのは、薬よりも強力なんです。
ただ、資本主義的にはこれには不都合があります。
薬の効果の宣伝には製薬会社が何百億円と費用をかけられますが、「運動がいいよ」と宣伝する存在はいないわけです。
ましてや、製薬会社からしたら阻止したいくらい。
なので、運動のうつ病への効果は色んな研究で明らかになっていますが、それを知る人は少ないんです。
陰謀論的な話がしたいわけではなく、運動には、うつの状態の人でも元気にさせてしまうほどのパワーがあるってことをたくさんの人に知ってほしいです。
既に元気な人が「運動」すれば、さらにエネルギッシュな状態になれます。
まだ運動習慣がないのであれば、今すぐに、コリとるパーソナルトレーニングで運動習慣を身に付けて頂く事を強くオススメします!