人の寿命にとって大事なのは、
遺伝と生活習慣、どちらだと思いますか?
この答えのヒントとなる研究が、
2009年にデンマークで行われました。
結論を先にお伝えすると、
寿命への影響は、
遺伝(先天的要因)よりも
社会環境や生活習慣といった
後天的要因のほうが
影響が大きいという結果でした。
デンマークで行われた研究では、
70歳以上の双子1,826人を対象とし、
見た目と寿命の関係について
7年間の追跡調査が行われました。
その結果、
7年間で亡くなった
675人のほとんどが
「年齢よりも老けて見える人」
だったのです。
つまり、ほとんど同じ
遺伝子を持っていたとしても
実年齢よりも
老けている人のほうが、
寿命が短いということ。
その見た目年齢に
大きな影響を与えるのが、
生活習慣です。
見た目が
老けてしまう要因は、
喫煙、大気汚染、紫外線、AGEs、
肥満、うつ傾向など様々なものがあります。
しかし、こういった
老化につながる要因を
できる限り排除するためには、
適切な食事・運動・睡眠を心がけること。
若々しくいるために
健康的な生活習慣を送ることが
人生100年時代を最後の
瞬間まで活き活きとした
人生を送るための秘訣なのです。