驚きの研究結果が
あったのでシェアさせてください。
内閣府の『高齢社会白書』によれば、
令和7年には認知症患者数が約730万人
に達すると言われています。
65歳以上の
5人に1人が認知症に
なるという計算に...。
さらに、認知症予備軍である
MCI(軽度認知障害)の人まで含めると、
約1000万人、全国民の10人に1人が
認知症になるかもしれないのです。
経済協力開発機構(OECD)に
加盟している先進国35カ国の中で、
日本は人口における
認知症患者の割合が最も多いのです。
もはや、日本は
「認知症大国」と言っても
過言ではありません。
いまだ安価な
予防薬も特効薬も
見つからない現状では、
「自分もいつかは
認知症になって家族に
迷惑をかけるのでは...」
こんな風な不安を
抱いてしまうのも無理はありません。
しかし、実は
私たちが普段行っている
ある運動が認知症予防に
大きな影響を与えるかもしれないのです。
それは、「ウォーキング」。
「毎日意識的に歩くと、
認知症の発症率を40%減らせる」
という研究結果が出ているのです。
スウェーデンの精神科医であり、
本国はもちろん日本でもベストセラーに
なりつつある『運動脳』(サンマーク出版)の
著書であるアンデシュ・ハンセン氏。
彼は自身の著書『運動脳』で
先ほどの研究結果を紹介しています。
アンデシュ・ハンセン氏によれば、
「私たちが歩くとき、
脳は決して休んではいない。
それどころか、歩いたり走ったりすると、
脳内では様々な領域が協調しながら活動しているのである。
あらゆる視覚情報が同時に処理され、
運動皮質は身体を動かすために広範囲で忙しく働いている。
また自分のいる場所を認識するために、脳の広い領域が活動する」
とのこと。
逆に、近年流行している
「脳トレ」と呼ばれるものは
認知症予防という観点からは
あまり意味がないということが
最近の研究で明らかになっているそうです。
アラバマ大学で
行われた研究では、
・言語を記憶する
・問題解決能力を上げる
・問題処理を上げる
といったトレーニングを
2832人の高齢者に
してもらったところ、、、
それぞれの
トレーニングで使用する
脳の機能に改善はみられたものの、
全体的な改善にはならなかったそうです。
ですので、
認知症を予防するのであれば、
自宅や電車の中で座って行う
クロスワードパズルよりも、
外に出て歩くことを
おすすめします。