蕎麦の特筆すべき点
●他の穀類と比べ高タンパク
蕎麦は100グラムあたりのタンパク質量が
米:2.5
うどん:2.6
蕎麦:4.8
と米に比べて約2倍と高いだけでなくこのタンパク質は
必須アミノ酸から作られており、身体に対しての利用効率が非常に良いのです。
●ビタミンB1
ビタミンB1は糖質やアミノ酸の代謝を助ける栄養素です。
ビタミンB1が不足すると糖質をエネルギーに変換しにくくなり、疲労の原因になります。
蕎麦はこのビタミンB1を多く含む食材なのですが、
ビタミンB1は水に溶けやすいという欠点を持っています。
●ビタミンB2
ビタミンB2は皮膚や粘膜の健康維持を助ける働きをするビタミンです。
特に脂質を体内でエネルギーにする際の代謝を支える働きをしています。
更エネルギーをたくさん消費する人ほど大量に必要になる栄養素であります。
●ルチン
ルチンはフラボノイドという抗酸化物質の一つで、蕎麦に多く含まれております。
抗酸化物質は血管を健康に保つ成分を纏めて指し、
アントシアニンなどもこれに含まれます。
ルチンはビタミンCと共に働くことで血圧を下げ、毛細血管を強くする働きがあります。
●低GI値
GI値とは食品に含まれる糖質の吸収度合いを示し、
摂取2時間までの血液中の糖濃度測ったものです。
急に血糖値が上がるとインスリンが分泌され、血糖値を下げようとします。
そうするとすぐにお腹が空いてしまい、どんどんカロリーを摂取してしまいます。
低GI値の食品は腹持ちが良く、満腹感が持続され太りにくいとされています。
食パン:95
うどん:85
白米 :84
蕎麦 :54
と食パンの約半分の数値となっております。
上記のような身体に良いことがある反面、蕎麦の栄養素は水に溶けやすいものが多く、
茹でて水で締めてといった段階で、多くの栄養素が流れ出てしまいます。
それを阻止するために、積極的に【蕎麦湯】を取りたいところです。
蕎麦湯には蕎麦の栄養素が染み出しているので、栄養満点です。
特に蕎麦屋のカレーやカツ丼なんかは蕎麦湯を使っているところも多いので、
栄養がより多く取れます!
いかがでしょうか。
10割蕎麦だと、
つなぎがない分ボソボソと食べにくく、
好みが分かれるので
食べる際は江戸前蕎麦をお勧めします。
私の行きつけ大藤庵なら、
『三村から聞いた』
と言えば、
何かサービスしてくれますよ。