病気を寄せ付けない「超免疫力」を
獲得するために必要な条件、
それは、「完璧栄養状態」を
維持することなのですが、、、
あなたは、1960年代、70年代の
大半の医師や栄養士が、脂肪、
タンパク質、炭水化物といった
主要栄養素さえ
バランスよく食べていれば、
最善の健康状態を維持できると
考えていたことを知っていますか?
当時の科学界では、
動物組織に働きかけ、人の健康と
免疫力に微妙かつ重大な影響をもたらす、
植物由来の抗酸化物質である
ファイトケミカルといった微量栄養素は、
サプリメントで補えると信じていました。
ファイトケミカルの研究が
加速度的に進んだのは2000年代からで、
現在でも、まだまだ多くの人たちが
適切な栄養とは主要栄養素を理想的な
バランスで摂取することだと信じています。
さまざまな研究の結果、
ファイトケミカルは、
ビタミンやミネラルでは
カバーできない、
次のような防御的役割
を果たすことが分かっています。
●解毒酵素を誘導する
●発がん性物質を非活性化、解毒する
●毒素による破壊から細胞構造体を守る
●破壊されたDNA配列を修復する機能を促す
●傷ついた遺伝子を持つ細胞の複製を妨げる
●免疫機能が病原菌やがん細胞を殺す能力、細胞毒性(傷害性)を高める
以上に挙げたことを集約すれば、
ファイトケミカルは
ウイルスの感染予防だけでなく、
人体の抗がん機能を働かせる
燃料ということにもなります。
食生活でファイトケミカルを
たっぷり摂っていることが、
がんとの闘いにおける
最大の武器になるということです。
実際、ファイトケミカルを
豊富に含むアブラナ科野菜
(ケール、キャベツ、コラード、
ブロッコリーなど)には、
強い抗がん作用があり、
摂取量を2割増やすと、
がん発生率は4割低減。
キノコ類を頻繁に食べることで、
乳がんの発症率を60~70%
おさえることができる
と言われています。
野菜を豊富に摂っている民族ほど
がんの罹患率が低く、
歴史を振り返っても見ても、
長寿民族=野菜の多い食生活をしていた民族
であることが分かっています。