皆さんはご自分の血液がサラサラ状態であるか ドロドロ状態であるか 何となくおわかりでしょうか? 血液がサラサラであるというのは粘度が低く流動性が高いという事ですから体内を20~40秒ほどの猛スピードで循環できる状態のことです。血管年齢が若いと言われた方は自信を持ってくださいね!
さてドロドロだろうなあ・・・というかたは 運動不足・喫煙・ストレス・甘いものの食べ過ぎ・お酒の飲み過ぎ・油や肉類の摂り過ぎなどなど 心当たりのあることばかりかもしれません。
たとえば 甘いものを食べすぎると糖分がたくさん体の中に入ってきます。余った糖分は肝臓の中で中性脂肪に変化してしまうのです。血中の中性脂肪が増えると血小板が固まったり 白血球が血管の内壁にくっつきやすくなります。肉類や油の摂り過ぎも中性脂肪が増えるので同じような状態になります。さらに タバコを吸うと 血管が収縮して弾力がなくなるのでもっと流れが悪くなりドロドロに拍車がかかります。
血液がドロドロになると毛細血管から漏れ出る血漿の量が減るので 組織液も減りリンパ液も減ってしまい リンパ管の流れも滞るため老廃物を流せなくなって浮腫みの原因になってしまったり、病原体への抗体を作るのが遅くなるので免疫機能が低下し病気にかかりやすくなる等と様々な影響があります。血液の循環とリンパ液の循環は密接な関係にあるということです。
では 血液をサラサラにするためには 何をしたらいいのか? 次回はそのことについてお話したいと思います。