前回から少し間が開いてしまいましたが 足指じゃんけんは習慣になったでしょうか?そして小指まで使ってしっかりと立てるようになったら大丈夫です。しっかり毎日歩きましょう!単純に歩くと言っても実に様々な歩くフォームがあります。歩幅がやけに狭い人。足を引きずっている人。股関節から足を振り出すように歩く人。つま先が常に外向きになっている人。内向きになっている人。街ゆく人を観察させて頂いていると 正しくきれいに歩いている方は本当に少なくてびっくりします。年齢は関係ありません。シニアの方でも速足で颯爽と歩いていらっしゃるととてもカッコイイです。では健康寿命を延ばす歩き方とはどんな歩き方なのでしょうか。上からくる重力と体重を支えて地面からの衝撃を吸収しつつスムーズに体を移動させるには足の構造を理解することが大切になります。足を構成する骨の数は片脚だけで28個。かかとを形成している足根骨は積み木のようにうまく組み合わさって密着して全身の体重を支えていますし 足の前半部にある中足骨や指の骨は柔軟性や安定性を確保できるような作りになっているので地面からの衝撃を和らげて移動をスムーズにしてくれます。
さらに骨だけではバラバラになってしまいますので筋肉や靭帯が複雑に連携して3つのアーチを作っています。このアーチがあることで足が「支え」と「移動」という大きな役割を果たすことが出来るのです。良い歩き方を細かく説明すると 「かかとの前側」で着地しすぐに体重を足の外側に移しさらに「小指の付け根当たり」を通って最後に「親指」に体重がのるというもので 体重移動の流れに意識を持ってください。3つのアーチが整って土台がしっかりしてきます。土台が整うと姿勢が良くなりますので膝・肩・腰への負担が減りそれぞれの痛みやコリ感が軽減されてきますしふくらはぎの筋肉を使うので筋ポンプ作用が活発化して全身の血流が良くなります。
正しい歩き方が出来ると疲れにくくなるので毎日のお散歩も楽しくなってくると思います。鳥のさえずりや 草花の揺れる様子 風が運んでくる美味しそうな匂い等々五感をフル活動させて歩きましょう!!