「腰を回して」
ダンスや体操をする時によく言われますが、実は腰部にある骨である腰椎はほとんど回旋運動ができない構造です。
では、体を捻る回旋運動ができるのはなぜかというと腰の骨の上にある胸椎(背中にあたる部分の骨)と股関節が動くからで、歩く時に回旋するのは胸椎と股関節なのです。
その胸椎と股関節の動きが悪くなってしまうとどうでしょう?
間にある腰椎が動かざるをえなくなり、本来ほとんど回旋しない腰椎が回旋しようと頑張ってしまうので、それが腰の痛みにつながります。
原因が上と下にあるのであれば、腰が痛いからといって腰だけ施術をしてもだめで、まずはガチガチの背中を緩めることが必要になります。
だいたいの場合、痛いところに原因はありません。
陽だまりでは痛みが出ているところを施術するのではなく、体のバランスを整えることで体が本来あるべき状態に近づけ、人間が本来持っている自然治癒力を回復させることを目指しています。
自然治癒力が回復すると、つらかった腰の痛みがいつのまにか気にならなくなっていきます。 「寝れば元気になる体となって、5年後も10年後も軽い体ですごせる」ことをめざして施術しています。