こんにちは!
本日は1つの筋肉、大殿筋に特化したブログです。
最近のヒップアップ、小尻トレーニングなどで注目されている大殿筋を深堀していきましょう。
大殿筋は骨盤の骨や仙骨等から起こり、大腿骨の上部外側の殿筋粗面に終わる筋肉です。
股関節の伸展(足を後ろに引く動作)外旋(足を外に開く動作)があります。
また、大殿筋はとても大きい筋肉なので上部線維と下部線維に分けることができ、上部では股関節の外転(足を外に開く動作)下部では股関節の内転(足を閉じる動作)作用があり、立ち上がりや歩行など様々な場面で使われる筋肉です。
そして、大殿筋は反対側の広背筋と筋連結をすることでも知られ、骨盤の安定を担う重要な筋肉と言われています。(この辺りは次回以降のブログでお伝えします)
骨盤の安定を担うことから大殿筋は腰痛と密接に関連しているとも言われています。
慢性腰痛患者(骨盤が不安定な方)と健常者の股関節伸展時(足を後ろに引く動作)の筋活動を比較した研究があります。
この研究から慢性腰痛患者は股関節伸展時に大殿筋の筋活動が増大していたとの結果が報告されています。
また、他の研究では慢性腰痛患者は腰痛側の大殿筋が委縮するとの報告がされています。
つまり、筋肉が委縮しているがために大殿筋の活動が増大せざるを得ない状況にあったと言えます。
大殿筋委縮に伴い反対側の脊柱起立筋と多裂筋(どちらも腰~背中の筋肉)の活動が遅延し広背筋や同側脊柱起立筋が過活動することから痛みの出やすいバランスの悪い身体になってしまうとなってしまいます。
少し大殿筋から外れてきたので話を戻します。
上記解説からもなんとなくわかると思いますが腰痛予防、改善には大殿筋を鍛えることも一つの手だと言えそうです。
鍛え方については過去ブログや他の方がかかれたブログYoutubeなどをご覧頂ければと思います。
大殿筋が弱るとトレーニングでどうにかなりますが硬くなった場合はトレーニングをすると逆効果になる場合があるので注意が必要です。
皆様のご来院心よりお待ちしております!
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