こんにちは!
本日はTFCC損傷と混同されやすい尺側手根伸筋腱炎です。
尺側手根伸筋(以下:ECU)は上腕骨外側上顆、尺骨上面より起始し、第五中手骨に停止する筋です。
作用は手の背屈(手首を反らす動作)尺屈(小指側に手首を倒す動作)があります。
テニスなどラケットを使うスポーツなどに多く見られる動きです。
また、ECU腱は手の回外(手のひらを上に向ける動作)で走行が30度変わるといわれます。
その動作を繰り返すことで伸筋支帯と言われる腱を覆うバンドとの摩擦が生じ、炎症を引き起こします。
ひどくなるとECU腱が尺側に脱臼もしくは亜脱臼することもあります。
ECU腱炎の痛みはTFCC損傷と同じような部位に出るのでTFCCとの鑑別が重要となります。
MRIなどを用いても誤診されることがあります。
ECU腱はTFCC上を通るためです。
同心整骨院では鑑別は徒手検査を用います。
ここでは合掌回外テストを紹介します。
手首が90度になるように合唱します。
その状態で指先が下に向くように捻ります。
その際に尺側に痛みが出ればECU腱炎を疑います。
同心整骨院ではECU腱炎の施術を行うことが出来ます。
今回はここまでです!
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