こんにちは!
本日は腱板断裂です。
腱板とは肩の安定化を図る筋肉のことで棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋の4つで構成されています。
断裂は棘上筋に最も多く起こり、完全断裂と不全断裂に大きく分けられます。
断裂するとおもに疼痛、挙上困難を訴えますが、中には断裂していても症状が出ない無症候性の腱板断裂も見られ、無症候性断裂は50代以上では半数の方に見られます。
腱板断裂では手術を行う方法と行わない方法の治療があります。
今回のブログでは手術を行う方法での説明をしていきます。
様々な方法がありますが、三角筋への侵襲が少なく早期より機能回復が見込める鏡視下腱板修復術が主流となっています。
鏡視下修復術は断裂した腱板を上腕骨頭に縫い合わせます。
術後は再断裂が発生しないよう注意しながらリハビリを進めていきます。
再断裂予防のため3週間ほど外転装具を付け、伸長ストレスが加わらないようリラクゼーションを行います。
3週以降は自動介助での運動を開始し、6週以降で腱板に負荷をかけ治癒を促進し、12週以降でチューブなどの抵抗をかけての腱板強化を行っていきます。
術後3か月までに120度の挙上、結滞動作がL5レベルを目指すと術後予後は良いそうです。
次回ブログでは保存例での腱板断裂の解説をしていきますのでお楽しみに~
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