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同心整骨院のブログ

下後鋸筋という筋肉をご存じですか?

こんにちは!
本日は下後鋸筋(かこうきょきん)です!
めちゃくちゃ聞き馴染みの無い筋肉だとは思いますがとても重要な筋肉です。
猫背改善、腰痛予防などにもなる筋肉ですのでぜひ最後までご覧ください!

下後鋸筋は胸椎11番~腰椎3番から始まり第9肋骨~第12肋骨に終わる筋肉です。

呼吸の補助筋として肋骨を下制させる働きがあります。

下後鋸筋はチェストグリッピングの拮抗筋として働きます。

さて、本日も横文字が出てきましたがチェストグリッピングは腹筋の緊張により下位胸郭(肋骨)が吸気時に広がらないことを言います。

体幹の回旋可動域は胸椎(背中の部分の背骨)がほとんどを占めます。

下位胸郭(肋骨)は胸椎に付着しているためチェストグリッピングだと下位胸郭の動きが制限され胸椎での体幹回旋可動域が減少します。

すると本来回旋の働きをあまり持たない腰椎(腰の部分の背骨)が過剰に動き、腰痛が発生します。

また、チェストグリッピングでは体幹伸展可動域も制限され、これも腰椎に過可動性を引き起こし、腰痛の発生につながります。

最初に説明した通り下後鋸筋はチェストグリッピングの拮抗筋、つまりチェストグリッピングを解除させる筋肉です。

この筋肉に電極を付け筋電図を用いどの動作が下後鋸筋が良く働くかを研究した論文では

側臥位での側屈(横向きに寝てそのまま起き上がる動作)、座位での体幹回旋、四つ這い位での上肢挙上

の3つが良く活動したとの結果が出ています。

一番活動が大きかった側臥位での側屈は脊柱起立筋や広背筋といった他の筋肉まで活動を引き起こすため個別に鍛えるにはあまり向いていなさそうです。

なので腰痛がある方などは後半2つを意識的に行なっていただければと思います。

最近はマスクが手放せなくなり呼吸機能、胸郭機能が低下してる方が多数いらっしゃるかと思います。

下後鋸筋は呼吸機能、胸郭機能を改善させる重要な筋の1つです。

ここを鍛えれば腰痛、姿勢など皆様のお困りごとが軽減するかもしれません、、、

マニアックな話でしたが、本日はここまでです!

次回もお楽しみに~

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