こんにちは!
本日は脳梗塞です。
脳の血管が詰まり細胞が栄養されず壊死する疾患を脳梗塞と言います。
50代以上に好発し、片麻痺、感覚、構音障害が主な症状となります。
脳梗塞では頭痛を伴わないこともあるので上記症状があれば迷わず119番です。
非常にメジャーな疾患ですが脳梗塞にも様々な種類があるのはご存知でしょうか?
大きく分けて
アテローム血栓性脳梗塞
心原生脳塞栓症
ラクナ梗塞
の3つに分けられます。
アテローム血栓性脳梗塞は血管内に粥腫と呼ばれる脂肪みたいなものが溜まり、詰まる事で徐々に脳梗塞を起こします。
睡眠中や起床直後に起こりやすく糖尿病、動脈硬化、喫煙などが危険因子となります。
心原性脳梗塞は血栓が心臓で作られた血栓が脳に飛ぶことで突然発症します。
なので心臓の動きが活発な日中の活動時に起こりやすく、一気に血管が詰まるため意識障害などが突発的に発症します。
ラクナ梗塞は小さい血管の脳梗塞のことを言います。
アテローム性よりも緩慢に発症するため症状に気づかないことが多く、認知症を併発する可能性の高い疾患です。
以上3つが主な脳梗塞の種類です。
突発性のものや緩慢な経過をたどるものまで多くありますが前兆が見られる場合があります。
それがTIA(一過性脳虚血発作)です。
脳血管が詰まり虚血を起こすことで様々な症状が出現し、再度灌流することで症状が消失する一過性の症状です。
多くは15分程度で消失します。
症状として黒内障、片麻痺、しびれ、めまい、失語などがみられます。
上記症状はあくまで一例です。
見られない場合も他の症状が見られる場合もあります。
これらは脳梗塞前の20%~30%程度の方に見られるので様子がおかしければ一度病院へ受診しましょう。
数分で消えるから大丈夫と甘く考えないようにして下さいね。
診断は頭部CT,MRIで行ない初期なら投薬のみで治療を行えるそうです。
完全に詰まっている場合などではカテーテルなどで血栓を除去、ステントを留置する手術が行われます。
早めの通院で麻痺等が残らない場合もありますので異変を感じれば病院へ行くようにしましょう。
おすすめコース