こんにちは!
本日は大腿骨頭すべり症です!
大腿骨頭すべり症とは、股関節を形成する、大腿骨の関節にあたる部分が正常位置からずれ、滑っていく病気です。
先日の特発性大腿骨頭壊死症は30代~50代の方に多いとお伝えしましたが、今回は思春期の男児に多く見られ、特に10歳~14歳の肥満児に好発します。
明確な原因はわかっていませんが、ホルモンバランスの乱れなども関連するのでは?と言われています。
子供の骨には骨端線といわれる骨が成長を起こす部分があり、完全には骨化していません。
その骨端線の上の部分が後方に滑っていきます。
股関節の痛みと可動域の制限が見られ、ひどくなってくると体重をかけただけでも痛みを伴うようになり、股関節は外旋していきます(つま先が外を向く)。
治療としては骨頭の安定を確保するために、急性症状なら整復、慢性的に進行していればピン固定などの外科的な処置が取られます。
お子さんの急な股関節の痛みにはお気を付けください。
本日はここまでです!
次回もお楽しみに~
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