こんにちは!
本日は鎖骨骨折です。
鎖骨骨折は比較的よく起こる骨折です。
転倒した時に肩から落ちる、手を地面に衝くなど、直接的な受傷ではなく、介達性の受傷が多いです。
鎖骨を三等分した時の中外3分の1の部分の骨が薄くこの部分が良く折れます。
バイクで転倒した、などのハイエネルギー損傷の場合は鎖骨が肺や腕神経叢を傷つけ、重篤な状態になることもあります。
鎖骨が折れていると鎖骨の浮き出方が変わるのもあり、発見は比較的容易で、整復も比較的簡単に行えます。
しかし、鎖骨は腕の重みを受けるためせっかく整復してもどんどん下に骨片が下がってしまいます。
そのため固定、固定中、固定後の姿勢がとても大事になってきます。
クラビクルバンドという猫背矯正ベルトの様なもの4~5週間装着します。
この時、なるべく肩甲骨を寄せて装着します。
クラビクルバンドでも転位する場合はプレートやキリシュナー鋼線などで固定を行います。
程度にもよりますが、以前は大きく皮膚を切開していて傷が目立ちましたが最近では小さな切開で手術も行えるので傷が目立ちません。
本日はここまでです!
次回もお楽しみに~!
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