こんにちは!
今回は掃除の雑巾絞りなどでも起こりうる内側上顆炎についてお話ししようと思います!
内側上顆炎、通称テニス肘とは、手首に負担がかかる動作を行った時、肘の外側から前腕にかけて痛みが起こる症状の事です。
ラケットでボールを打つ動作を繰り返すテニスプレイヤーに多い症状であることから通称テニス肘と言われています。
実際には、スポーツ以外の仕事や日常動作が原因で発症する場合も少なくありません!
症状が進行するとコップが持てないほどの強い痛みを伴うこともあり、日常生活にも大きな支障をきたすようになります。
テニス肘は、通常じっとしている時にはあまり痛みがなく、「手首を反らせる」「内外にひねる」「指をのばす」
というような手首を使った動作を行った時に肘の外側に痛みが起こるのが大きな特徴です。
日常生活では、「ものを掴んで持ち上げる」「ドアノブを回す」「タオルを絞る」「キーボードを打つ」などの動作をしたときに強い痛みを感じます。
症状の現れ方には個人差があり、急に強い痛みが出る場合もありますが、じわじわと痛みが強くなることもあります。
腕は、日ごろよく使う部分だけに一度発症するとなかなか治りにくいこともあり、症状が進行してしまうと安静にしていても肘にジンジンとした痛みが続くようになります。
どうやってこのテニス肘になってしまうのか?
肩から伸びている上腕骨下部の外側にある出っ張った部分を上腕骨外側上顆と言います。
この上腕骨外側上顆には手首を動かし、指を伸ばすための筋肉(短橈側手根伸筋、長橈側手根伸筋、総指伸筋など)が重なるようについていて、その筋肉の中の1つである「短橈側手根伸筋」という筋肉の付け根「腱」に炎症が起きたものがテニス肘です。
腕を酷使することで、短橈側手根伸筋の肘の付け根部分に過度の負担がかかり、細かい亀裂や炎症が起きて痛みが起こると考えられています。
痛みを予防する動きとして、ストレッチや筋力トレーニングをおススメしております。
痛むときは無理せず休ませた方がよい、ということですね!
皆さんも腕に痛みにはお気を付けください!
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