こんにちは!
本日は特発性大腿骨頭壊死症です!
特発性大腿骨頭壊死症
漢字が多いですね、、、
分解しましょう。
特発性=原因不明の
大腿骨頭=太ももの付け根の骨
壊死症=腐る
ということで、原因がわからず、太ももの骨が腐ってしまう病気です。
この病気は国の難病に指定されています。
原因はわかっていませんが、大量飲酒をされる方、ステロイド剤大量投与の方に多く発生しているそうです。
30代~50代くらいの人に多く見られ、年間3000人程度発症しています。
数年前、オリックスバファローズの西浦選手が病気を公表された疾患で、この選手は20代での発症となりました。
特発性大腿骨頭壊死症は大腿骨頭の一部が血流の低下により、壊死します。
先ほどは腐ると表現しましたが、骨組織が壊死するので厳密には腐ってません。
骨壊死が起きるとすぐ痛みが出そうですが、痛みが出るまでにタイムラグがあります。
壊死組織が圧壊することで初めて痛みを感じます。
痛みは歩き始め、長時間歩行後から始まり、進行すると歩くのが困難になるほどになります。
診断は壊死が進行していればレントゲンでの診断が可能です。
しかし初期のものだったり、壊死範囲が小さい場合はMRIでの診断が有用になります。
初期のものは保存療法を行います。
進行すると手術療法になります。
手術は大きく2つに分かれ、関節を温存する関節温存術と人工関節置換術になります。
関節温存術は初期の若年者に行われることが多く、人工関節置換術は骨壊死が進行している方に行われます。
急に発症した股関節の痛みは十分気を付けましょう。
違和感がある場合はしっかりと専門医に相談してください。
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