こんにちは!
本日はドケルバン病についてです!
以前は、美容師さん、ピアニストさんなど一部の職業の方に多い職業病とも呼ばれていましたが、
最近では、育児をされているお母さんやパソコン作業の多い方にも罹患が増加しています。
親指を広げたり、力を入れたりすると親指が痛くなったり、何かを持った際に手首にピリッと痛みを感じたりすることはありませんか?
もしかしたら、その痛みは手の腱鞘炎のひとつドケルバン病かもしれません。
ドケルバン病とは、親指と手首を繋いでいる2本の腱「短母指伸筋腱」「長母指外転筋腱」や、
その2本の腱を覆うトンネルの様な腱鞘が炎症を起こしている状態です。
症状は親指を動かしたり(広げたり)、力を入れたりすると、親指の手首が痛くなることや、親指側の手首あたりが腫れていたり、ひどくなると痛みで力が入らなくなるなどがあります。
このドケルバン病には特徴があり、それは圧倒的に女性が多い事です。
妊娠・出産時期には授乳や沐浴で赤ちゃんの頭を支える時など、親指を広く開く動作を頻繁にすることで親指に負担がかかります。妊娠・出産によるホルモンの関与などもあり、「プロゲステロン」という
妊娠の維持に必要なホルモンが通常期よりも多く分泌されます。
このプロゲステロンには、二つの腱を覆う腱鞘を収縮させるという作用を持っていることから、
腱の滑りを悪くする原因の一つと考えられています。
もう少しだけ続くので、次回に回します!お楽しみに!
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