こんにちは!
名前だけ聞くと可愛いのですが短くても2か月ほど症状を引きずることがあるそうです。
さっそくいってみます!
猫ひっかき病とは名前の通り猫に引っかかれたり咬まれたりして起こる感染症です。
バルトネラ菌を持ったノミが猫の血を吸うことで猫に感染しますが、猫や犬などでは常在菌なので症状は起こりません。
猫に引っかかれた部分が3~10日以内にかさぶたを伴った赤いブツブツができます。
さらにそこから2週間以内に所属リンパ節が腫脹します。
引っかかれたところが手なら腋のリンパ節、足なら鼠径部のリンパ節といった具合です。
リンパ節の腫脹は最初は圧痛を伴い、硬くなります。
その後、内部が液状となり、瘻孔(ろうこう)を形成して排膿がみられることもあります。
リンパ節の腫脹により発熱や食欲不振などの症状も起こることがあります。
さらに、一部の患者さんではParinaud眼腺症候群、神経症状(脳炎、脊髄炎など)、肝脾肉芽腫などの重篤な症状が現れることもあります。
リンパ節の腫脹は2か月~5か月ほどで消退し、通常は完全回復しますが重篤な症状を併発した場合は後遺症や死に至る場合もあります。
診断は急性期、回復期の血清抗体価検査、またはリンパ節穿刺検体のPCR検査で確定させます。
通常は放置していても治るため、治療は鎮痛剤やシップなどで様子を見ます。
免疫が弱っている人は抗菌剤なども併用するそうです。
リンパ節の腫れは穿刺吸引することで痛みが軽快します。
突然、脇や足の付け根が腫れるような症状があれば猫に引っかかれていないかなどを思い返してみて下さい。
引っかかれた場合は病院の先生にその旨を伝えることで治療がスムーズになりますよ!
今日のブログはなかなかディープな疾患でしたね、、、(笑)
次回もお楽しみに!!!
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