今回は難病指定もされている、後縦靭帯骨化症について書いていこうと思います!
少し難しい話になりますが読んでいただければ幸いです!
この病気になると背骨の動きが悪くなり、身体が硬い、背筋にこりや痛みが生じることがあります。
これだけだと、この病気以外でも起こることはありますので、これだけでは判断できません。
注意が必要な症状は、後縦靭帯骨化症で頸椎の脊髄が圧迫されると、手足のしびれ感(ピリピリ、ジンジンしたり感覚が鈍くなる)や手指の細かい運動がぎこちなくなり、動かしづらくなります。
他にも、脚がつっぱって躓きやすい、階段を上ったり下りたりが困難になるなどの歩行障害も出現してきます。
原因などは、今のところわかっていません。
老化現象や、頸椎への負担、肥満やその他の代謝異常、
遺伝的な要因など様々な原因が考えられています。
どちらかと言えば男性に、特に50代以降に発症することが多いといわれています。
頸椎と比べると少ないですが、胸椎や腰椎などにも発症することがあります。
また類似した疾患で、黄色靭帯骨化症という疾患も併発することも多く、こちらも原因は特定されておりません。
治療としては手術と保存療法にわかれていて、軽度の場合には保存療法を選択します。
圧迫されている神経を保護するために、頸椎カラーなどの首を保護する装具をつけたり、理学療法や薬物療法で炎症を抑えたり、筋肉の緊張を緩めて症状を抑えます。
後縦靭帯骨化症はレントゲンなどで靭帯の骨化が確認されても、症状がない場合や、軽度な症状のまま進行しない場合なども多くみられます。
進行する例では、数か月~数年で症状が徐々に悪化していく場合もあれば、事故や転倒などの外傷によって急激に症状が悪化することもあります。
また、重症例を治療せずに放置していると、手術などを施しても後遺症が残ることが多いといえます。
原因が一定ではないため経過の予測がつき難く、診断を受けた場合は定期的な画像検査などで十分な経過観察を行うことが大切です。
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