こんにちは!
心不全とは何らかの原因で心臓の働きが弱ることです。
主に心臓の下の部屋(心室)の機能障害です。
心室は右室と左室に分かれ、どちらかが障害されると特有の症状が起こります。
右室の働きは全身から還ってきた静脈血を肺に送り、新鮮な動脈血にガス交換されます。
右室不全が起きると肺に血液を上手く送ることができず、全身から還ってくるはずの血液が渋滞します。
渋滞すると全身の静脈が滞り、むくみます。
また、肝臓への影響も大きく肝腫大も起こし、内臓機能の低下から食欲不振などの症状も起こります。
左室の働きは肺から送られる新鮮な動脈血を全身へと送り届けます。
左室不全が起きると全身へ新鮮な血液が運ばれず疲れやすくなり、血液はどんどん渋滞するため肺に多大な負担がかかることでガス交換がうまくいかず、呼吸がしんどくなってきます。
血液のうっ滞がひどくなると胸水が貯留しさらに呼吸が苦しくなり、座位になると呼吸が楽になるのが特徴です。
心不全が起きる場所でも症状が大きく変わります。
また、左右どちらも心不全が起こる場合があります。
薬を使って余分な水分を体外へ排出することで心臓の負担を減らしたり、不整脈が起きている場合などは除細動器などの器械を心臓へ設置します。
塩分摂取を控えるなど食事管理をきちんとすることが患者には求められ、管理を徹底すると予後は良いようです。
本日はここまでとなります!
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