こんにちは!
本日は胸郭出口症候群(以下:TOS)です!
TOSは腕神経叢の圧迫や牽引によって生じる神経症状のことを言います。
腕神経叢が前・中斜角筋部で障害を受ける斜角筋症候群、鎖骨と第一肋骨の間で障害を受ける肋鎖症候群、小胸筋と肋骨の間で障害を受ける過外転症候群の3つを合わせてTOSと言います。
TOSは大きく圧迫型と牽引型に分けられますがどちらの症状も有する混合型も多く見受けられます。
症状として首、肩の凝り、上肢のだるさ、冷えなどが見られることが多いです。
TOS牽引型はいわゆるなで肩の女性に好発します。
なで肩では肩甲骨は下方回旋、外転、前傾と腕神経叢が間を通る筋肉が持続的な緊張をするポジションになってしまい、神経が牽引され症状が出現します。
症状を誘発する検査としてモーリーテスト、アレンテスト、ライトテスト、エデンテスト、ルーステスト、アドソンテストなど様々な検査があります。
検査内容は調べて頂ければ出てくると思うのでここでは割愛します。
僕が上記テスト以外に施術を行う前に確認することは仰向けで寝た時の肩の高さの違いです。
通常では床と肩の高さが2横指以内ですがTOSの方は3横指程度あいていることが多いです。
これは前胸部の硬さを示す重要な指標となるので健側と高さが一致するよう施術を行っていきます。
TOSは慢性的な経過をたどるので一度でスッキリ症状が消え去りました!
ということはあまりありません。
なので自宅でのリハビリ、セルフケアが大事になってきます。
本日はこここまでとなります!
おすすめコース