こんにちは!
今回は肉離れの治療初期から後期までの流れのお話をしていきます!
ぜひ肉離れになってしまってつらい方は流れの参考にしてみてください。
肉離れ自体のお話は過去のブログにも書いてあったりしますので割愛させていただきます。
まず肉離れ初期。
肉離れを起こした筋肉組織に痛みや熱感、腫れなどがある炎症期は、痛みを抑えることを目的とした施術を行います。
熱感、腫脹、皮下出血を軽減させるためのアイシング、電気治療などの物理療法が主となります。
損傷部位の周囲の固まった筋肉を緩め血流を促してから、損傷部位を圧迫固定します。
包帯などの固定を行いますが、普段通りの生活や動きを続けた方が治りは早くなるので、包帯固定で体重の免荷と動きの制限をかけます。
熱感、腫脹、皮下出血が引くのに、損傷度合いにもよりますが包帯で固定する期間は約2週間です。
肉離れ中期になると、肉離れで使えない間の筋肉の柔軟性低下を防いで、早めの復帰を目指します。
安静時の痛みは緩和されますが、伸ばしたり、押したり、力を入れたりの動作はまだ痛みがある状態です。
治療中期は損傷した筋肉の機能を改善させることを目的として施術を行います。
肉離れは受傷から2~3週間が最も再断裂のリスクが高いので、マッサージなどを施し筋肉を緩めて血流を改善させ損傷部位の再生、修復をはやめます。
ここまでで治療開始から約4週間後です。
肉離れ後期になると、肉離れの再発防止を視野に入れた施術をしていきます。
痛みは取れてきていますが、患部には違和感が残っている状態の治療後期は、肉離れがある程度回復した状態で、患者様の日常生活動作に制限をかけず、やりたいことを行動してもらいながら経過観察する期間になります。
日常では、ふくらはぎに負荷を加わるように階段を利用したり、カーフレイズ(ふくらはぎの筋力強化)でふくらはぎ局所に負荷をかける運動を始めます。
軽いジョギングを開始するのは、痛めた方の「足をかばう動作」がなくなってから行うように指導していきます。
損傷した筋肉の部位に硬結が残っていると肉離れを再発する可能性が高くなります。
また、日常生活活動での再発予防のために、筋肉の硬結を緩める必要があります。
長くなりましたが今回はここまでとなります!
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