本日は若い女性の方から閉経した後の方も高い頻度でなりやすい子宮筋腫についてお話しようと思います!
子宮筋腫とは、子宮を構成している平滑筋という筋肉組織由来の良性腫瘍です。
特に症状もなく健康診断で偶然見つかることも多くあります。
子宮筋腫は発生する部位により、漿膜下筋腫、筋層内筋腫および粘膜下筋腫に分類されます。
また出血、壊死、石灰化、水腫様などの変性を起こすことがあります。
症状としては、過多月経、過長月経、月経痛、腹部腫瘤蝕知、貧血などがあります。
さらに子宮筋腫が大きくなると周囲臓器を圧迫し、頻尿、排尿困難、便秘、腹痛などの症状も見られます。
時には、不妊や流産の原因にもなります。
症状の強さは子宮筋腫のある部位、大きさや個数などによって異なります。
漿膜化筋腫では、月経痛、過多月経、過長月経などの症状は出にくいですが、
茎部がねじれると激痛を起こすことがあります。
粘膜下筋腫は、他の部位の筋腫に比べ、小さいうちから過多月経、過長月経、月経痛などの症状が出やすく、貧血にもなりやすいといった特徴があります。
子宮筋腫があっても症状がなく、それほど大きくないものであれば、
定期的に検診を受けるだけで、多くの場合には特に治療を必要としません。
しかし、サイズの大きいもの、増加傾向が著しいもの、症状を伴い生活に支障が出る場合には
治療を考慮します。
治療には薬物療法と手術療法があります。
治療法はいくつかありますが、いずれの治療法にも長所と短所があり、治療法の決定は
年齢、今後の妊娠予定、子宮筋腫の大きさ、部位、数、癒着の有無などを考慮して決めます。
これらのことで担当医から十分に説明を受け、納得したうえで治療をお受けになることをお勧めします!
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