インピンジメントというのは、「衝突」という意味です。
肩を動かす際に、関節付近で他の骨や筋肉が衝突して組織に損傷が起こり、痛みが生じる病気の1つです。
基本的には、野球選手の投球障害肩の一種ですが、オーバーヘッドスポーツといわれる、バレーボールやテニスなどで肩の痛みを生じる場合や、中高年の方が痛みを発症する時にインピンジメント症候群となることがあります。
症状は、腕を上げるときに途中の角度が痛くて、上げきってしまえば痛くないというのが特徴的な症状です。これをぺインフルアークといい、大体60°~120°の角度と言われています!
症状がきつくなってくると、夜にズキズキと痛み出したり、ひどくなると腱板断裂といい、筋肉が断裂(損傷)してしまったりすることがあります。
痛めやすい部位として、ローテーターカフといって棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋などで構成されている場所があります。
このローテーターカフは肩峰の下を通っていて、これが肩峰に対して引っかかったり、擦れたりすると痛みが出ます。
痛みは損傷の程度によりますが、1~2週間程度で落ち着いてくるといわれています!
組織に損傷がある場合は早い方だと1ヶ月程度、長くかかる方で3~6ヶ月程度かかる場合があります。
肩に引っ掛かりや痛みを感じた時は整形外科の受診をおススメします!
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