こんにちは!
本日はCOPDです!
COPDは日本語でいうと慢性閉塞性肺疾患となり、肺気腫と慢性気管支炎の2つを合わせてCOPDとなります。
今回は肺気腫について解説していこうと思います。
肺気腫は終末細気管支より末梢で空気の通り道が不可逆的な拡大をきたした疾患です。
肺が過膨張し、肺機能検査で呼出困難、1秒率の低下などの閉塞性障害が特徴です。
呼出困難は空気を吐き出しにくくなる状態で1秒率の低下は1秒間で吐き出せる空気が低下した状態のことを言います。
なぜこうなるかというと上記の通り、肺が過膨張、空気の通り道が不可逆的に拡大しているからです。
イメージですが伸び切った輪ゴムを想像していただければわかりやすいかと思います。
伸び切っているので縮こまらずタッパーのふたを閉めれない、止められないといった感じでしょうか、、、
分かりにくければすみません、、、(笑)
肺は息を吸うと膨らみ、吐くときに縮こまります。
肺気腫では縮こまらない状態なので吐き出せないといった症状が起こります。
口をすぼめてゆっくりと吐くことはできます(呼気延長)
労作時の呼吸苦から始まり、進行すると安静時にも呼吸苦が起こります。
さらに、胸郭がビア樽状胸郭、樽状胸となり前後径が増します。
進行すると右心不全となり呼吸不全を起こす場合があります。
この病気は不可逆的、治らない、元に戻らないので禁煙を行うことが最も重要になります。
年々タバコの値段も上がっているのは個人的にはいいことだと思いますが喫煙者の方は結構痛いですよね、、、
このブログを読んでタバコの量が少しでも減ればいいなと思っております。
今回はここまでとします。
次回もお楽しみに~
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