こんにちは!
本日はコーレス骨折です。
どこの骨折やねん!!!と言いたくなる方もいらっしゃるかもしれませんが、非常に多い骨折なので是非覚えていてください!
コーレス骨折は橈骨遠位端部骨折のことをいいます。
橈骨は前腕の親指側の骨です。
そこの遠位端、手首に近いところが折れます。
転倒などの際に手を地面につく事などでコーレス骨折が生じます。
転倒しやすい高齢者に多いですが、若年者にも起こります。
僕もスノーボードでこけた際にやっちゃいました(笑)
骨折をすると、痛み、腫れはもちろん、骨折特有の変形がみられます。
変形は手を上から見ると銃剣状変形を呈し、横から見るとフォーク状変形がみられます。
整復終了後は4,5週間固定を行います。
RSDや長母指伸筋腱断裂などの合併症、後遺症がある場合もありますが比較的予後は良いです。
さて、もし街中で高齢者が転倒し、手を痛がっている場合はどうすればよいでしょう??
正解等もないですし、滅多に遭遇しない場面だと思いますが、普段から想定しておくことでいざというとき焦りません。
僕ならまず近寄りながら出血の確認をします。
ここでの出血は特に頭を見ます。
大きな出血が無ければ大丈夫ですか?と話しかけると思います。
この時にろれつが回らない、意識がない場合は頭を打っている可能性が高いので即救急車です。
頭も打っていない、意識もはっきりしているが手の激痛を訴えている場合は手を見ます。
明らかに変形があれば皆さんには何もできることはないので救急車を呼んであげて下さい。
この前のCRPの復習みたいになってきました、すみません(笑)
救急車を呼んでから、または呼ぶ前からショック症状が見られる場合があります。
顔面蒼白になり、手足は冷たく、脈拍が触れれないなどが起きているとほとんどショック症状だと思ってください。
その場合は仰向けに寝かせ、足を頭より高くすることで顔の赤みが戻るようになります。
これは発見した皆さんでも出来ると思いますので、足を挙げた方が楽かを確認して行ってあげて下さい。
もし、頭を打っていることが考えられる場合は足を高く上げるのはNGです。
これだけは注意しましょう。
骨折後の痛みでお困りの方は当院までご相談下さい。
本日はここまでです!
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