ジェンダーレスや男女平等などと謳われることが多くなった世の中ですが、肉体的な構造において男女の性差というものはやはり明確にあるもので、そこを軽視してしまうと無理や歪みが出てきてしまいます。
男女ともに、個人差はあれど50歳前後から更年期障害が出てくる方がおられますが、これもホルモンバランスの乱れに起因しますので、男性と女性では症状も対策も違ってきます。
更年期というと女性に起こるものというイメージが強いのは、女性には50歳前後に閉経という大きな変化があるので、それによってホルモンバランスが男性よりも大きく崩れるからです。
閉経を機に女性ホルモンは減少していくのですが、それに伴い副腎から男性ホルモンが分泌されるようになります。
この女性ホルモンから男性ホルモンへの分泌のスイッチがうまくいった人は、比較的更年期障害が起きにくいと言われています。
では、どうすればうまくこのスイッチができるのでしょうか。
女性は男性に比べ副交感神経の働きが長く続く傾向にあるので、身体を休めたりリラックスする時間を多く取ったほうが更年期の症状が出にくいと言われています。
女性アスリートや、男性顔負けにバリバリ仕事をこなすキャリア女性などが生理が止まったり髭が濃くなった、というエピソードを聞いたことがあるかと思いますが、これは交感神経が活発になりすぎてバランスが崩れている状態と言えます。
次に男性の場合の更年期障害ですが、女性に比べると分かりにくい事が多いのですが、性欲減退、勃起障害、不安感などが挙げられます。
男性の場合は女性とは逆に交感神経が優位になりやすいという特性があるので、筋トレなどをすると男性ホルモンが増えて更年期の症状に効果的であると言われています。
性格や性的嗜好は人それぞれですし、女性でも男性的な性格・精神性の方はいらっしゃると思います。
そして現代日本では性差による職業差別、身分差別などもなくなって女性が社会に出てバリバリ活躍するという事も決して珍しくありませんが、生物学的な観点では、女性は副交感神経が優位になる時間がたくさんあったほうが生きやすい、と言えるかもしれませんね。