「最近、なんだか疲れやすい」「深く息を吸えない感じがする」「集中力が続かない」
そんなお悩み、もしかすると“呼吸の浅さ”が原因かもしれません。
現代人は、スマホ・デスクワークなどによる猫背姿勢やストレスにより、無意識に呼吸が浅くなりがちです。
実はこの「浅い呼吸」が、疲労感・だるさ・集中力の低下など、体にさまざまな影響を与えているのです。
そこで今回は、“呼吸の質”を高める「胸郭ストレッチ」の方法と、呼吸が浅くなる原因・対策についてご紹介します。
呼吸が浅くなる原因とは?
・ 猫背や巻き肩など、姿勢の崩れで肺が広がりにくい
・ ストレスにより交感神経が優位になり、浅く早い呼吸に
・ 肋骨周辺の筋肉が硬くなり、胸郭の動きが悪化
・ 慢性的な疲労や睡眠不足により、呼吸が浅くなりがち
これらが重なることで、呼吸が浅くなり、酸素が体に十分行き届かなくなります。
その結果、慢性的な疲れ・倦怠感・集中力の低下・免疫力低下にもつながってしまうのです。
【3分習慣】疲れにくい体に導く「胸郭ストレッチ」
呼吸に大切な“胸郭(肋骨まわり)”を柔らかく保つことで、深くてゆったりした呼吸がしやすくなります。
▶ やり方
椅子に浅く座り、背筋を軽く伸ばす
両手を頭の後ろで組み、胸を開くように肘をゆっくり後ろへ広げる
鼻からゆっくり息を吸いながら、肋骨の広がりを感じる
口から息を吐きながら、肘を戻してリラックス
10回程度繰り返す
次に…
右手を頭上に上げ、体を左にゆっくり倒す(体側ストレッチ)
肋骨の横が伸びていることを意識しながら呼吸
左右30秒ずつ行う
呼吸の質を変えると、体も心も変わる
呼吸は1日に2万回以上も繰り返されています。
この「呼吸の質」が変わるだけで、全身の巡りや自律神経のバランス、そして心の安定にも影響を与えます。
特に、デスクワーク中心の方やストレスを感じやすい方には、胸郭ストレッチを日常に取り入れるのがおすすめです。
当院では、鍼灸・整体・マッサージを組み合わせた総合的なアプローチで、症状の根本改善をサポートしています。
慢性的な症状や再発を防ぐためのセルフケア指導も行っていますので、気になる方はお気軽にご相談ください。