「自分でできることはありますか?」と聞かれることがあります。
ストレッチポールを使った方がいいのか、家で何か体操をした方がいいのか、猫背なら背筋を鍛えた方がいいのか。
身体がつらい時に、何か自分でできることを知りたくなるのは自然なことです。
ただ、自宅でできることには順番があります。
身体の状態を見ないまま方法だけを足しても、うまく受け取れないことがあります。
大事なのは、頑張ることではなく順番です。
ストレッチポールが悪いわけではありません。
軽いこわばりや疲れなら、それで身体が楽になることもあります。
背中が広がり、呼吸が入りやすくなり、少し力が抜けることもあると思います。
ただ、それだけで猫背や姿勢がすべて変わるとは限りません。
姿勢は、道具で作るものではありません。
背中を伸ばしたとしても、腹部が固まり、骨盤や背骨が動きにくく、呼吸が浅いままなら、身体はまた元の姿勢に戻りやすくなります。
猫背は、背筋が弱いから起きているとは限りません。
猫背だから背筋を鍛える、巻き肩だから肩甲骨を寄せる、骨盤が倒れているから骨盤を立てる。
そういう考え方は分かりやすいですが、身体はもう少しつながっています。
腹部が固まれば、背中は伸びにくくなります。
呼吸が浅くなれば、胸や肋骨の動きも出にくくなり、骨盤が動かなければ上半身だけで姿勢を支えようとします。
その結果として、首や肩に力が入り、背中が丸まり、猫背のように見えることがあります。
姿勢は、形ではなく状態です。
余計な緊張が少なく、呼吸が入り、骨盤や背骨が自然に動いていれば、その人なりの姿勢は出てきます。
身体の状態が変わった時に、姿勢も自然と変わっていきます。
松江市の桑谷整体では、姿勢を形だけで見ません。
腹部の固さ、呼吸の浅さ、骨盤や背骨の動き、足元の支え方、首や肩の緊張まで含めて観ていきます。
今の姿勢は、その人の身体がどこで支え、どこで止まってきたかの現れでもあるからです。
自宅ケアを伝えることはあります。
ただ、それは身体の状態を見ないまま方法だけを渡すものではなく、身体がある程度変わってきた時に、その人の状態に合わせて伝えるものだと思っています。
まず身体が戻れる状態を作る。
その後で、自宅でできることを足していく。
桑谷整体では、この順番を大切にしています。
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