香りが体に与える影響って知っていますか?
記憶と匂いの関係。
街中を歩いていると、昔付き合っていた彼女と同じ香水をつけている女の子とすれ違って、
その当時の楽しい思い出や、甘酸っぱい記憶が思い出したということはないですか?笑
いわゆる「記憶のフラッシュバック」というものなんです。
これにはプルースト効果(プルースト現象)という名前があるそうです。
嗅覚は感情を司る大脳辺縁系(古い脳)で処理されます。
五感のうち、嗅覚以外の四つの感覚(視覚、聴覚、触覚、味覚)は視床下部を通って大脳皮質の各感覚領域に情報を送り、
その後大脳辺縁系に到達します。
ですが、嗅覚だけは嗅神経を通して直接、大脳辺縁系に情報を送るのだそうです。
さらに、この大脳辺縁系は、“情動脳”とも呼ばれ、感情を司る脳として知られています。
つまり、匂いの情報を処理する場所と、感情を司る場所が同じ大脳辺縁系なので、
「匂いによって記憶や感情が呼び覚まされる」
というようなことが起こるんですね。
嗅覚は、五感の中でも特に原始的で本能的な感覚といわれ、睡眠中でも休むことはありません。
これは、寝ている間も外敵から身を守るために、一番発達した感覚を起こしておかなければならないからだそうです。
味覚は甘い、辛い、酸っぱい、苦い、美味いの5つ。触覚もやはり5つぐらい。
それに対して、嗅覚はなんと…1000種類のアンテナがあるそうです。
どれだけ重要な感覚なのか、アンテナの数からもわかると思います。
食べ物を口にするときも、傷んでいないかをどうかを確認するときに匂いをかぎますよね?
あれは、昔からある本能的な感覚で確認していたんですね。
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