ウエイトリフティングの全日本選手権が先週末に開催されました。
中でも男子69kg級は非常にハイレベルな争いとなり19年ぶりに日本記録が誕生しました
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東京国際大学の宮本選手が19年間破られていなかったスナッチの日本記録150kgを上回る151kgを挙げました。
宮本選手は中学時代から競技を始め高校記録、ジュニア日本記録と世代ごとの記録を次々に塗り替えてきた逸材で昨年の世界ジュニア選手権銀メダルを獲得!東京オリンピックでウエイトリフティングでは36年ぶりのメダルが期待されている選手です。
宮本選手はクリーン&ジャークでも日本記録177kgを昨年まで保持していましたがそれを上回る選手が現れました。
自衛隊体育学校の近内選手です。
高校からウエイトリフティングを始めた近内選手はすぐに頭角を現し日本大学進学後は宮本選手のライバルとして一気に日本のトップへと昇り詰めました。
今年3月の学生最後の試合でクリーン&ジャーク180kgを挙げ日本記録を樹立!
今大会も自己ベストタイの180kgを拳上しトータルで宮本選手を逆転し優勝しました。
それにしてもスナッチで19年ぶりに日本記録を更新した宮本選手が敗れるとは思ってもいませんでした。
2人の記録は世界でも十分通用する記録であり1984年のロサンゼルス五輪以来メダルから遠ざかっているウエイトリフティングにおいて明るいニュースになりました。