もともと男性と比べて筋肉量が少なく、女性の体は冷えやすいのですが、
今回は、「冷え」と女性ホルモンの関係について。
女性ホルモンを分泌、コントロールしているのは、脳の視床下部ですが、自立神経のコントロールも同じ視床下部で行われています。
女性ホルモンと自律神経の乱れは、密接な関係にあるため、自律神経のバランスが乱れると女性ホルモンバランスにも影響を及ぼします。
逆に“冷え”が神経や女性ホルモンに影響し、自律神経の乱れにつながる、さらには女性ホルモンバランスの乱れを引き起こすケースもあります。
血のめぐりをよくして体を温め、冷やさないことが大切です。
女性ホルモンは、エストロゲンとプロゲステロンの2種類。
この2つの女性ホルモンは、約28日間を1サイクルとして、「生理期」「卵胞期」「排卵期」「黄体期」の4つの月経リズムを作り出しています。
この4つの周期のうち、もっとも冷えを引き起こしやすい周期は、「生理期」なのだそう。
生理期は、女性ホルモンの分泌が少なくなります。
とくに受精卵が着床しやすいよう子宮内膜を厚くし、体温を上げる役目を果たすプロゲステロンの分泌が少ないと、体温が下がって体が冷えやすくなってしまうのです。
さらに生理によって貧血状態になるとからだ中に酸素が運ばれにくくなり、冷えにつながります。
特に生理中は、“体温が下がる時期”であることを意識して、冷え対策をしっかりと行いましょう。
おすすめコース