ヒトはなぜ眠るのか?その答えは、「心身のメンテナンス」
【記憶の整理をする】
脳は、活動中に学習した記憶を整理し、必要な情報を定着、強化し、一方で不要なものを脳脊髄液中に排泄するという「保守作業」を毎日行っています。このはたらきは主に睡眠中に行われます。
【疲労回復を早めアンチエイジングを促す】
睡眠中のホルモン分泌のパターンも、心身のメンテナンスに深く関わっています。寝入りばなに多く分泌されるのは成長ホルモン。筋肉、骨、内臓、皮膚などのダメージを修復し、疲労回復に導く重要なホルモンです。アンチエイジングホルモンとも言われています。
【免疫力を向上させる】
免疫系は多彩な免疫細胞や物質から成り、それぞれが役割分担して複雑なシステムを確立しています。免疫システムの主力として感染やがん細胞に立ち向かうTリンパ球の活動は夜間に活発になります。
【自律神経のバランスを整える】
自律神経には活動モードの「交感神経」と癒やし・回復モードの「副交感神経」があり、交互に上昇、低下を繰り返します。日中は前者が優位、夜間は後者が優位となります。睡眠中は副交感神経が優位で、血圧や心拍数、呼吸数、体温が低下し代謝も低下します。同時に、疲労回復を進め明日の活動のために心身を整えていくのです。
寝ている間も脳は色々なことをしていることがわかってきました。
睡眠不足や質の悪い睡眠では、正常なメンテナンスが行われません。
睡眠時間は個人差がありますが、平均7時間半前後がBESTのようです。
しっかりと睡眠を取るように心掛けてください!!
おすすめコース