ストレスという用語は、
もともと物理学の分野で使われていたもので、物体の外側からかけられた圧力によって歪みが生じた状態を言います。
ストレスを風船にたとえてみると、風船を指で押さえる力をストレッサーと言い、
ストレッサーによって風船が歪んだ状態をストレス反応と言います。
医学や心理学の領域では、こころや体にかかる外部からの刺激をストレッサーと言い、
ストレッサーに適応しようとして、こころや体に生じたさまざまな反応をストレス反応と言います。
私たちのこころや体に影響を及ぼすストレッサーには、
「物理的ストレッサー」(暑さや寒さ、騒音や混雑など)
「化学的ストレッサー」(公害物質、薬物、酸素欠乏・過剰、一酸化炭素など)
「心理・社会的ストレッサー」(人間関係や仕事上の問題、家庭の問題など)があります。
普段私たちが「ストレス」と言っているものの多くは、この「心理・社会的ストレッサー」のことを指しています。(厚生労働省こころの耳より抜粋)
という少し難しい説明かとも思いますが
ストレスのサインとしては
《こころのサイン》
不安や緊張が高まって、イライラしたり怒りっぽくなる
ちょっとしたことで驚いたり、急に泣き出したりする
気分が落ち込んで、やる気がなくなる
人づきあいが面倒になって避けるようになる
《体のサイン》
肩こりや頭痛、腹痛、腰痛などの痛みが出てくる
寝つきが悪くなったり、夜中や朝方に目が覚める
食欲がなくなって食べられなくなったり、逆に食べすぎてしまう
下痢したり、便秘しやすくなる
めまいや耳鳴りがする
ストレスケアとしては
誰かに話したり、気分転換をしたり、ゆっくり休む等、腹式呼吸も効果的です。
呼吸の基本は「ちゃんと吐く」ことから。まずは「いーち、にー、さーん」と頭の中で数えながら、ゆっくりと口から息を吐き、息を吐き出せたら、同じように3秒数えながら、今度は鼻から息を吸い込みます。
眠れない日が続いたり、こころの不安定な状態が数週間も消えない、何もする気になれない、すぐに疲れてしまう、というときはどうか一人で頑張ろうとしないでください。
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