疲労やストレスを溜め込むと、無性に爆食いや甘いものが食べたくなりませんか?
これはストレスに対抗するコルチゾールというホルモンが影響している為、身体を守る反応です。
コルチゾールはストレスから身を守る為に、代謝を下げ、脂肪を蓄積し、甘い物(糖質)を欲するという作用があります。
身体を守る上で重要なホルモンですが、出続け過ぎるとインスリン抵抗性(インスリンが効き難くなる)が増す為、厄介なホルモンです。
しかも、一気に糖質を摂取すると血糖値が爆上がりしてしまいます。
そうなると、実は自律神経にも多大な影響を及ぼしてしまうのです。
健康な方の血糖値は
空腹時:70~100mg/dl
食後:~140mg/dl
の範囲内で動いています。
ですが、血糖値スパイク(血糖値の急上昇や急降下)をきたしている方は、食後の血糖値が140を超えてしまいます。
その反動で、血糖値を急激に下げようと身体が働きかけるために血糖値スパイクが発生します。
本来、食後の血糖値と自律神経の関係は
食事をすることで血中にグルコースが増加し、血糖値上昇
食事と同時に副交感神経優位となり消化を促進
血糖の上昇を確認した副交感神経は膵臓を刺激し、インスリンを分泌させる
1度上がった血糖は2~3時間で元に戻り自律神経も安定
というプロセスをたどります。
しかし、血糖値スパイクを起こしている方は血糖値の急上昇、急降下の影響で、血糖を増加させるホルモンの分泌(グルカゴン、アドレナリン等)が活発になります。
これらが正常に機能している場合は問題ありません。
しかし、自律神経の乱れにより、ホルモン分泌が機能しなくなると低血糖症状を引き起こします。
主な症状として
・幻覚、幻聴
・怠さ、無気力
・不安感
・睡眠障害(不眠・常に眠い)
などが挙げられます。
さて、これらの症状は、
インスリン→副交感神経支配
アドレナリン等→交感神経支配
のホルモンバランスが崩れることで起こります。
つまり、血糖値の乱れは自律神経の乱れの原因ともなり、身体に大きな悪影響を及ぼすのです。
最近では
・野菜から食べると血糖値の上昇が~
・低GI値の食品を~
と言った様々な対策が目につきます。
どの方法が間違っているとか、この方法よりもこっちの方がい良いと言ったこともあると思いますが、一番はストレス無く対策できることです!
私もストレスでよくドカ食いをしてしまいますが、これからはもっと自分の身体も気遣っていきたいと思います。