私事ですが 高齢の父母と同居しているため 夜中に入れ代わり立ち代わりトイレに行く音で睡眠を妨げられることが多々あります。一般的には24時間のうちに8回以上の排尿があることを頻尿といいます。頻尿の原因は水分の摂り過ぎや カフェイン、アルコールの摂取 喫煙などの生活習慣によるもの 糖尿病や尿路感染症 前立腺肥大症 過活動膀胱などの疾患によるもの ストレスなどの心因性によるものなど様々です。特に思い当たるものがなくても 50歳を過ぎたあたりから時々夜中に起きるようになり今では2回以上は起きるようになってしまった方。膀胱の老化が原因かもしれません。膀胱の血管が老化してくると 膀胱に弾力がなくなるため おしっこが溜められなくなってくるのです。特に 一酸化窒素という抗酸化物質の成分が減ってしまうことでトイレが近くなっている可能性があります。一酸化窒素は全身の血管をしなやかに保ち血流を良くするという重要な働きをしています。膀胱の柔軟性を保ち動脈硬化をはじめとした生活習慣病の予防にも 一酸化窒素を保つような食生活を心掛けてください。一酸化窒素はアルギニンとシトルリンを原料に作られます。アルギニンはからだに必要なたんぱく質を構成するアミノ酸の一種なので たんぱく質が豊富な肉類やえび・まぐろなどの魚介類。大豆や大豆加工品に多く含まれています。シトルリンもアミノ酸の一種ですが こちらはスイカ、メロン、かぼちゃ、きゅうり、ゴーヤなどのウリ科のくだものや野菜に含まれています。意識して食生活に取り入れることで少しでも老化のスピードを抑えて朝までぐっすり眠れるといいですね。