前回足の指を鍛えるための簡単な体操をお知らせいたしましたが 毎日の習慣になっているでしょうか?今回は足の指と姿勢との関係です。私たちの身体を安定させるためには1番下の足指 特に外側の小指でしっかりと支える必要があります。全身のほねや関節は本来 足 膝 股関節と正しい位置で配列されていますが 足の指の力が弱く変形や歪みがある状態のまま歩き続けたらどうなるでしょう。毎日6000歩~8000歩歩くことを目標にしている方も実は地面からの衝撃による負荷も積み重ねてしまうことになり少しずつ骨と骨の配置がずれてしまいそれに連動して膝や腰にも歪みが生じて姿勢が崩れて不調が起きやすくなります。健康のために歩いているのに体のあちらこちらに痛みが出てきてしまったという方は まずはご自分の足をよく観察してみてください。立った時に5本の足指がほどよく開いていてしっかりと地面について足の指の腹が浮いていないこと。横からみて 親指とかかとを結ぶ内側のアーチ・小指とかかとを結ぶ外側のアーチ・親指の付け根と小指の付け根を結ぶ横のアーチがしっかりとつぶれたりせずに曲線を描いているかどうかをチェックして 何らかの支障がある場合は 一度長時間歩く運動をストップして足を正しい状態に戻してください。浮き指など指が縮んでいる人は母指球に力が集中してしまうので立つ姿勢が不安定になり それをカバーするために股関節や膝などの筋肉に余計な負担を強いるため少しずつ骨がずれてきていつの間にか姿勢が崩れてしまいます。5本のうち使えていない指があると筋肉の動きに偏りができるので血流やリンパなどの循環も滞り痛みを感じるようになってしまいますし 特に小指はふくらはぎの筋肉と連動しているので日頃から冷えや浮腫みのある方はしっかりと動かせるようにするといいですね!本当は素足で生活しているのが足指を鍛える最良の方法ですが寒くなってくるとそうもいきませんので 出来れば5本指ソックスでの生活がお薦めです。歩くときに意識していただきたいのは親指です。今度は親指かい!ですのでまた次回にお知らせいたしますね。