こんにちは!
開張足、早速内容へ参ります!
開張足は横アーチが低下した状態のことをいい、外反母趾や浮指などの足趾の機能異常と密接な関係があります。
足趾の機能低下は足趾の土台となる横アーチが崩れると足趾のバランスも悪くなるため起こります。
横アーチは中足骨で構成される前足部横アーチと内側、中間、外側楔状骨で構成される中足部横アーチの2つのアーチに分けられます。
前足部横アーチは第2中足骨がアーチの頂点となり中足部横アーチは中間楔状骨が頂点となります。
横アーチが低下する原因として、以前のブログでお伝えしているウインドラス機構の破綻、外側縦アーチの低下、そして今回お伝えしていく横アーチを支持する靭帯構造、筋機能の破綻があります。
1つずつ見ていきます。
まずウインドラス機構の破綻ですが、これが起こると足部の剛性低下に伴い、中足骨が内転し外反母趾の原因となります。
次に外側縦アーチの低下ですが=立方骨の低下と考えます。
これは第5中足骨の外転を引き起こし内反小指という機能障害に繋がります。
また、過剰な立方骨の低下は楔舟関節の不安定性が生じ、第1リスフラン関節の外転、底屈を引き起こすことで母指外転筋、内転筋の筋バランスが崩れこれまた外反母趾の原因となります。
最後に靭帯、筋機能の破綻ですが靭帯は関節の動きを制限してくれる組織なのでこれが破綻すると当然横アーチがつぶれます。
筋は毎回のように出てくる後脛骨筋や前脛骨筋、腓骨筋の足部外在筋と母指内、外転筋や骨間筋などの足部内在筋の働きが重要となります。
これらの機能評価は扁平足の時と同様に評価していきます。
筋機能評価としては足のMP関節からしっかり動くかを確認し、足の指でパーできるのかも確認していきます。
これらの機能低下に対してはMP関節からしっかり動くようにボールなどを踏んで動かすエクササイズ等が有効になります。
タオルギャザーなどのトレーニングも有名ですがアーチ機能が低下している人で正しく動作を行える人はあまりいないので個人的にはショートフットエクササイズから行っていただきます。
今回はここまでとします!
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