梅雨は天候から気分も憂鬱になる方も多いのではないでしょうか。
東洋医学の視点も合わせて、梅雨の健康的な過ごし方についてお話していきます。
梅雨時期、東洋医学では水分を摂り過ぎないようにすることを心掛けています。
一方、西洋医学では、水分はたくさんとろう、「1日2リットル以上は飲まないといけない」といった話を耳にされたことがある方は多くいらっしゃると思います。
血流を良くするために水をたくさん飲みましょう。本当に、水分はたくさん摂った方が良いのでしょうか?
体からは汗や尿により常に水分は失われて、意識していない間にも体内の水分は失われています。
それは、発汗以外の皮膚、呼気からの水分蒸発です。
汗をかいたと感じていなくても健常成人では1日で900~1000mlもの水分蒸発があるので、日常の中で水分補給はいつも心掛けておかなければいけなく、厚生労働省でも「健康のために水を飲もう」推進運動として、<熱中症、脳梗塞、心筋梗塞などさまざまな健康障害のリスク要因となります。健康のため、こまめに水を飲みましょう>という活動がされています。
では、どれくらいの水を飲めば良いのでしょうか?
↓ここ、ポイントです。
成人男性が比較的安静にしていたときの場合
体内へ取り込む水分量は
食事1リットル
体内でつくられる(※)0.3リットル
飲み水リットル1.2リットル
※タンパク質や炭水化物、脂肪などの代謝によって得られる水。
体外へ排出される水分量
尿、便1.6リットル
呼吸、汗0.9リットル
1日の水分の収支は2.5リットルとなります。
健康的に過ごすためには2.5リットルの水分が必要・・となりますが、ここで!注目して頂きたいのは、食事からでも水分は摂取していることです。
1日3食、きちんと食事をしていれば、ある程度の水分は摂取され、汁物など、食材の中にも水分は含まれ、例えば野菜は水分が多く、きゅうりは95%が水分といわれています。
食事での水分量を無視して、飲み水だけを大量に飲むことは決して、身体にとって良いことではありません。
余分な水分が引き起こす症状、
東洋医学では体内の余分な水分は湿(邪)になると考えられています。湿は身体に様々な影響を与えます。
脈診、舌診から水湿の邪が様々な不調の原因に関わっていることがわかります。
詳細は次回^^です!
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