前回は睡眠の質が低くなることで体に起こる様々なデメリットをお伝えしました。
今回は、睡眠の質を高めるためにすべきことをお伝えしていきたいと思います。
・規則正しい生活
体の中には体内時計があり、睡眠のタイミングを決めるだけではなく、ホルモンの分泌や生理的な活動を調節し、睡眠に備えてくれます。
これらは自分の意志ではコントロールできません。
・習慣的な運動
習慣的な運動は不眠に効果があると言われています。習慣的に運動を続けることで、寝つきが良くなり、夜中に目を覚ますことが減ります。
効果的な運動のタイミングは夕方から夜に運動すること。そのタイミングで体温を上げてあげることによって寝付きがよくなります。
ただ就寝直前の激しい運動は交感神経を優位にして体を興奮させてしまうので逆に寝つきが悪くなってしまいます。
・入浴
人間の身体は体温の低下とともに眠気が引き起こされます。入浴によって体温を上昇させることで自然と眠りにつきやすくなります。
オススメの入浴方法は39~40度のぬるめのお湯に10~15分入浴すること。ぬるめのお湯にゆっくり入る事で副交感神経を優位にし、脳の興奮を抑えることで寝付きが良くなります。
・光
夜、眠くなるためには「メラトニン」というホルモンが欠かせません。そのメラトニンを作る材料になっているのが「セロトニン」です。
このセロトニンは日光を浴びることで分泌されます。日中にセロトニンがしっかり分泌されていないとメラトニンが正しく分泌されません。
より良い睡眠を手にするためには、日中にしっかりと日光を浴びて、セロトニンを充分分泌させておく必要があります。
電気をつけたまま寝てしまった時、なんだか頭がスッキリしないですよね。メラトニンは暗くないと分泌されないため、メラトニンが不足して良い睡眠が取れていないのです。
睡眠の質をあげるには、生活習慣を整える事が重要です。眠りが浅いと感じている方は生活習慣を見直し、このようなことを少しずつ意識してみてはどうでしょうか。
質の高い睡眠をとって、人生のパフォーマンスを上げていきましょう☆