皆さんは攣ったことありますか?
寝ている時に足を攣ってしまったり、久々の運動で攣ってしまったりした経験、一度はあるのではないかと思います。
攣ってしまうとなかなか辛いですよね。
今回はなぜ攣るのか、また攣らないためにはどうしたらよいのかお話していきたいと思います。
まず足が攣る仕組みとは、、、
筋肉には、過剰に伸びたり縮んだりしないようブレーキをかけるセンサーが備わっており、
伸びすぎを防ぐのが筋繊維の中の筋紡錘(きんぼうすい)といわれ、筋肉が引き伸ばされると縮めと指令を出します。
一方、腱の中の腱紡錘(けんぼうすい)は、筋肉が縮みすぎると弛緩させる指令を出します。
通常はこの筋紡錘と腱紡錘が働き、バランスをとっていますが、腱紡錘の働きが鈍くなると筋肉が収縮しつづけ、足がつってしまいます
この腱紡錘の働きが鈍くなる原因が電解質の異常です。
電解質とはマグネシウムやカルシウム、ナトリウム、カリウムなど水に溶けると電気を通すミネラルなどの物質で、神経が情報のやりとりをするときに使われます。
特に筋肉の収縮の調節にかかわるのがマグネシウムとカルシウム。不足すると神経伝達に支障が生じ、腱紡錘の働きも鈍くなり足がつるのです。
加齢や疲労、脱水、冷えなどによってもミネラルバランスはくずれ、足の攣る原因となります。
・腱紡錘
腱は筋肉が縮むと伸びる構造になっていて、腱の中の腱紡錘は筋肉が収縮して腱の伸びを感知すると、断裂を防ぐため、その情報を脊髄に送り筋肉を弛緩させる。この腱紡錘の働きが鈍って筋肉が異常に収縮すると攣ってしまいます。
・筋紡錘
筋肉が伸ばされると筋紡錘はそれを感知し、筋肉が伸びすぎて断裂しないよう脊髄に情報を送り、筋肉に「縮め」という指令を出す。
では、どうしたら攣ることを防げるのか?
☆マグネシウムやカルシウムなどの不足しがちなミネラルの補給
それぞれのミネラルの多い食べ物を意識的に取り入れましょう。
☆脱水の改善
ミネラル分を多く含んだスポーツドリンクや麦茶がオススメです。
☆血行促進
筋肉の疲労も攣るおおきな原因です。運動の前後や寝る前にストレッチを行って、足の血行を促進してあげましょう。
これから夏に向けて気温が上がってくると、汗をかく量も増え、身体も疲れやすくなってきます。
こまめに水分を補給し、日頃からストレッチで筋肉を柔らかくして辛い「攣り」を防いであげましょう!
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