老化の原因のひとつは、抗酸化の減少に伴う活性酸素の増加から起こる「酸化」だといわれています。
私たちの体には、活性酸素から生体を防御する「抗酸化」という働きが備わっていますが、加齢によってその働きは低下するといわれています。
人は呼吸を通じて酸素を取り込み、生命を維持しています。
酸素の一部は、さまざまな刺激を受け、ほかの分子と結びつくことで体内で活性酸素に変化します。
この活性酸素は有害物質を除去する免疫機能として働く一方、過度な肉体的・精神的ストレス、激しい運動、喫煙、紫外線などの影響を受けて過剰に増加すると、
細胞を傷つけ、老化を引き起こしてしまいます。処理できない活性酸素が体内に蓄積されると、体に悪影響を及ぼす恐れもあります。
☆抗酸化作用を高めるには
・抗酸化作用のある食べ物を摂る
抗酸化作用のある栄養素はビタミンA・C・Eやポリフェノール、リコピン、カテキンなどがあります。
これらを含む色鮮やかな食材、トマト、ブロッコリー、ナッツ類、ぶどう、緑茶などを積極的に摂りましょう。また海藻や豆類、穀類などにも豊富に含まれています。
・適度な運動
身体に負担をかけない適度な運動は、人間が本来持っている抗酸化力を高めてくれます。
適度な有酸素運動をすると少量の酸化物質が発生し、これが体内の抗酸化ホルモンを活性化させ、身体のサビを防ぐ手助けになります。
逆に身体を酷使する激しい運動は酸化物質を大量発生させてしまうので気をつけましょう。
身体の抗酸化力を高めて、「酸化」を防ぎ、元気なカラダを維持していきましょう!