なんだか疲れがとれない。身体がダル重い。寒さが厳しくなってきて、なかなか運動も気が進まない。
そんな風に感じている方、たくさんいらっしゃるのではないでしょうか?
そのままだと、身体はどんどん硬くなって、痛みを引き起こしやすかったり、すぐ疲れたり、精神的にも気分は上がっていきません。
今回は、そんな方々のために気軽にできる温冷交代浴という入浴法をご紹介したいと思います。
温冷交代浴とは、文字通り、温かいお湯と冷たい水を交互に浴びる入浴法のことです。
交代浴では、入浴が促す自律神経への刺激と血管の伸縮作用による血行促進を利用します。
血行が良くなることで、疲れの原因となる乳酸や、体にたまった疲労物質を素早く取り除くことができます。
自分の自然治癒力を最大限に生かす方法で、自律神経の働きを活発にして生理機能を高めることにもつながります。
効果的なやり方
①40℃〜42℃のお湯に1〜2分ほどつかる
②10℃〜15℃の冷水シャワーを10秒〜30秒ほど浴びる
③①、②を6〜12分間ほど繰り返す
入浴後は身体に負担がかかる入浴法のため、リラックスしてしばらく安静にしましょう。
最初は、水シャワーがかなり冷たく感じるかもしれませんが、時間はそこまで細かく気にせず、温かい湯船に移りましょう。回数を重ねるうちに、血行もよくなり冷たさが心地よく感じるようになります。
慣れないうちは、手や足だけ冷たい水を浴びるなど、無理せずに行いましょう。
足浴や手浴で行う「部分浴」でも充分に効果が得られます。
足裏と手には身体の各部分に対応している反射区と呼ばれるツボに似た場所が多くあります。この反射区を刺激することで、反射区の血管にたまる老廃物を取り除き、マッサージと同じような効果を得られます。
交代浴は疲労回復だけでなく、低血圧・便秘・頭痛・不眠・むくみなどにも効果があるとされています。また、代謝アップmp期待できます。
また、身体が慣れてきたら入浴後にストレッチを行ってあげるとさらに効果的です。
入浴後の体が温まっている時は、筋肉がほぐれて伸びやすくなっている状態です。入浴後にストレッチをすることで、効果的に筋肉を伸ばすことができます。
交代浴は、大きな効果の反面、身体への負担も大きくなります。
以下に当てはまる方は、交代浴はお控えください。
・高血圧や心臓・循環器疾患の持病をお持ちの方
・重度の炎症(肉離れ・重度の捻挫)がある方
・発熱や体調不良の方
・薬を継続して服用している方
・食事の直後(食後1時間はあけましょう)
・アルコール摂取時
またこまめな水分補給を忘れずに必ず行いましょう。
是非、今回ご紹介した『温冷交代浴』を習慣化して、元気な身体づくりをしていきましょう!